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こんばんは!
『激情を越えて』を書き出してから、ますます師父スカが好きで好きで仕方がなくなっています。この前スカーさんがリザさんに「感謝の言葉など・・・・・・」と言うシーンが見たくてFA54話を観てたら、その後セントラルの人たちが「ブラッドレイがテロで死んだらしい」と騒ぐシーンで、騒ぐ人々を横目に持ち場(?)に向かう師父を発見してしまいました! 普段スカーさんのシーンしか観ないので、「こんなところにおられたのですか、師父!」と新鮮でした。アニメ改変かと思いきや、原作でもちゃんといて、しかも、「私達は東から流れてきた」とか話してましたね! 貴重な師父の登場シーンに把握漏れがあったとは、己れもまだまだ修行が足りんな(何の)。しかし、「東から」ということは、やっぱり師父は弟子と再会してからずっとあのスラムにいたのか? ていうか、師父の一人称は「私」か・・・・・・!! 勝手に「儂」にしちゃったよ! ま、まぁ、フォーマルでは「私」で、弟子の前では「儂」ということで、ご、ご勘弁を・・・・・・!
で、スカーファンなら一度は抱いたことがあるであろう疑問なんですが、師父のヒゲって何で黒いの?! イシュヴァール人は老若男女みんな銀髪のはずなのに! 普通とは逆に年を取ると黒くなるんじゃという強引な仮説を立ててみたんですが、残念、じっちゃは白かったよ!! でも、実は私は黒い方が好きです。FAでは白に改変されてるけど、これだとあまりに「おじいさん」って感じなんだもん(あ、弟子ちゃんが怒りそう)。第一期では黒のままで、しかも、紅い目が開いてましたね! こっちの方がかっこいいよ、師父!!
原作を読んでて思うんですが、師父って全シーンで同じ顔・・・・・・;; 第一期みたいに目が開いたりしないんですよね。原作で師弟が紅い目で向かい合う場面なんかがあったらよかったのに(なんてマイナーな希望だ;)! 第一期はスカーさんが復讐鬼のまま死んじゃうから嫌いだけど、師弟が行動を共にしているので師父スカ的には実はおいしかったりする。スカーさんが自滅する直前に「痛みを受けても眠ることはできる。しかし、痛みを与えれば眠ることはできない」という師父の言葉を思い出して、「これでやっと眠ることができる・・・・・・」みたいにつぶやくとこなんて、師父スカファンにはもう悲しくて。原作でもウィンリィと対面するたびに「堪えねばならんのだよ」という言葉を思い出してるし、やっぱりこの弟子にとって、師父は本当に大きな存在だったんでしょうね。
そんな師父ですが、弟子には「いかに生きるか」ということをしっかり教えてたらいいなと思って、前回アップした第3章では「生き残るために立っている」ことを叩き込むシーンをつくりました。日本の武士道では「戦いで死ぬことこそ名誉」という考え方があるけど、やっぱり何をするにしても「生きてこそ」だと思うし、それが鋼の大事なメッセージのひとつでもあるので。原作の師弟再会シーンで、師父がまず弟子にかけた言葉が「おまえこそよく生き延びた」だっていうのがすごくいいなと思います。ここから「イシュヴァールの武僧には『生きてこの地を守ってこそ一人前』っていう考えが根本にあって、師父は弟子が小さいころからそれを言い聞かせてたんだ」という妄想が膨らんでしまうのでした。
それでは、つづきから拍手お返事です! お待たせしました。
>泰助さま
お返事遅くなって申し訳ありませんでした。
第3章、楽しみにしていただけてうれしいです♪
子スカかわいいと言っていただけてよかったですv 子どものときと大人になってからでがらっと変わっちゃう人もいると思いますが、やっぱりスカーさんはちっちゃいころから真面目だったんだろうなぁと。まぁ、修練が辛くて泣いてる子スカもそれはそれでかわいいですけど(笑)。
という冗談は置いておいて、子スカは子どもなりに本当に一生懸命で、師父はそれがかえって不安で・・・・・・、というのを書いてみたいと思いました。武僧の師として甘く接することは決してできないけど、弟子の思い詰めてしまう性格を見抜いてなんとか生きていく上での力加減を教えようとしてたんじゃないかと思います。武僧の指導役の僧侶から「子どもには随分と甘いのですね」と言われるシーンを書きましたが、師父は実際の修練では全然甘くなくて、弟子たちのことを思っているがゆえにとことん厳しい。そういう風に厳しい人ほど本質を見抜いていて、本当の意味での「優しさ」を持っているんじゃないでしょうか。
そんな師父にとって、弟子が復讐鬼になってしまったことは最悪の結末だったんだと思います。まさに恐れていたことが起こったというか。原作でもイズミさんはエドとアルの人体練成を止められなかったし、ロイの師匠のホークアイもロイが軍人になって焔の錬金術が軍事目的で使われることを止めることができなかった。それはこの武僧師弟でも同じなのかなと思いました。それならせめて弟子を「正の流れ」に乗せて背中を押してやるのが師の役目だろう!と言いたくてこの小説を書いています。
武僧の修行は完全に私の想像ですが、たぶんこんな感じかなぁと。なりたい子は多くても、やっぱり命に関わるし、なりたいからってなれるものではないんだろうと思いました。向いてない子が無理やりなろうとすると本人にとってもイシュヴァールにとっても不幸だから、仮修行で選別するという発想になりました。で、子スカは入門当初から「絶対に立派な武僧になるんだ!」って心に決めてて、修行がどんなに厳しくても泣き言を言ったりしないでひたすら堪えてそうです。おっしゃる通り、ほんわかしたあの兄を見て、ここまでストイックになったのかも知れません(笑)。
実はまだ回想を続ける予定で、現在の話に戻るのはもうちょっと先です。相変わらず翻訳が色々とあるので続きまでまた間が空いてしまうと思いますが、次回もお楽しみに^^
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プロの翻訳家を目指し、バベル翻訳大学院で文芸・映像翻訳を専攻中。
好きなもの・こと
●『鋼の錬金術師』のスカー
●洋楽 THE BEATLES、 QUEEN、 VAN HALEN、 DEF LEPPARD ANGRA、 NICKELBACK、 AVALANCH(スペインのメタルバンド)etc
●読書(マンガ含む)
本:Sherlock Holmes、浅田次郎、言語・翻訳関連の本
マンガ:『鋼の錬金術師』、『るろうに剣心』、『ぼのぼの』、手塚治虫
●剣道
●言葉・語学好き。洋楽の訳詞家・翻訳家志望。