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今日はハガレン完全版7巻の発売日でしたね!完全版ってオマケついてないし、中古の原作持ってるんでもともと買う気なかったんですけど、試しに2巻を買ったら画質があまりにもきれいで、それ以来原作とのページ数の差を計算しながらスカーさんが出てくる巻は毎回購入。スラムで坊やに拾われるとことか、師父との再会シーンとか、やっぱり大きくてきれいな完全版で見ると感動もひとしおで、それなりに買った価値はあると思います。
それで、今回の完全版7巻は原作で言うと9、10巻あたりなんですよね。「なんだ、スカーさん出てこないじゃん。今回はパスだな」と思いつつもアマゾンで表紙だけ確認したら、なんと、メイちゃんではありませんか!!我らが養女ですよ!「ってことは、11巻のスカーさんとの出会いシーンまで入ってるわけ?あのシャオメイにフォーリンラブvなスカーさんがついに完全版で・・・・・・」と思って、即本屋で購入。しかし・・・・・・、やっぱりスカーさんは不在でした。表紙が養女なのに養女1コマも出てこないし!おまけに、カバー下の初期設定原稿が「メイ・チャンの原稿が見当たらない」とかで全然養女と関係ない原稿になってるし!!じゃ、メイちゃんを表紙にするなや~!今回はvsラストがメインだから、てっきりハボックが表紙で、メイちゃんはもっと後で出てくると思ってたのに~!!意外と早かったから妄想が広がって買ってしまったではないか!しかも、エドがロックベル夫妻殺害の真相をシャンから知らされるシーンが入ってて、血まみれで怒りに我を失ってるスカーさんが回想で出てきてめっちゃつらいんですけど!!!スカーファンとしては見たくないシーンなのに!くそ~!血迷った・・・・・・orz
でも、今回がメイちゃんってことは、次回スカーさんの可能性大?!!私の予想では、バスクールでウィンリィと対話~兄者の研究書解読あたりで復讐の愚かさに気付いて完全に変わったころにスカーさんが表紙に来ると思ってたんですが、養女がもう出るんじゃスカーさんも出るかも?考えてみたら、次回はウィンリィに初めて会って復讐に疑問を抱き始めるころだし、結構スカーさんな巻なのでは?今回は大失態を演じてしまったけど、また1カ月後に期待です。あぁ、表紙にドバーンと出てるスカーさんとか、スカーさんの初期設定原稿が早く見たい・・・・・・v初期設定原稿に実はスカーさんの本名が書いてあるのではないかと、私は密かに期待しているのですが・・・・・・。ちなみに、表紙丸々スカーさんもいいけど、裏表紙に師父と兄者がいるといいなぁ。あぁ、早く過ぎろ1カ月!!
こんばんは。翻訳の課題が思ったより早く一段落したので、この前の師父スカ小説の続きをアップしました。
週末は翻訳とスカーさん愛でで終わりました。明日からまた仕事です!下の翻訳学習日記で書いたんですが、私が勉強している大学院の「世界翻訳史」の授業でサンスクリット語というインドの古代語が出てきました。実はこれ、イシュヴァール語のモデルだと私は思ってるんですよ!だって、19巻で出てくる「ラサーヤナ」はサンスクリット語で本当に「若返りの法」っていう意味らしいし、イシュヴァラも「自在=神」のことらしいです(ネット検索)。私はもともと語学オタクなので、授業の影響とスカーさんへの愛ゆえにイシュヴァ・・・・・・じゃなくて、サンスクリット語の入門書(中古)を買ってしまいましたよ!!今までヨーロッパ言語にしか触れたことがなかったので、未知の世界で面白いです♪ぼちぼち読み進める予定。
それでは、拍手お返事です!つづきからどうぞ。
この前アップした師父スカ過去編の続きです。未読の方は2つ下の「生へのまなざし1」からどうぞ。
僧たちの修行の妨げになるという意味でも、僧院の中で動物を飼うことは固く禁じられている。少年はそれを思い出し、とっさに言葉を継ぎ足した。
「あ、あの、おれが拾ったんじゃなくて、今日の修練の帰りにこいつがついてきちゃって、それで・・・・・・」
「なぜ、偽りを言う」
「え・・・・・・」
武僧はイシュヴァール人の証である紅い目で少年を見つめた。大人から見れば嘘をついているのは明らかなのに、少年は必死で取り繕おうとしている。師弟として出会って半年。師には弟子の考えていることが手に取るように分かる。真面目で心の優しいこの少年のことだ。空腹か何かで弱っていた猫をつい拾ってきてしまったのだろう。
「お前が拾ってきたのに、なぜそれを猫のせいにする。その猫を守りたいから、お前は自分の食べ物を与え、こんな所に隠していたのだろう。なのに、その猫が悪いことにしてどうする」
「ごめんなさい。こいつ、こんなにちっちゃいのに親とはぐれたみたいで、道のはじっこでうずくまってて、そのままじゃ死んじゃうと思ったから・・・・・・。でも、動物を飼うことは神さまの心に背くって習ったし、修行のじゃまになるからここで飼っちゃいけないし、それで、おれは・・・・・・」
言葉が先細りになり、少年は肩を落としてうつむいた。しかし、次に思い切ったように顔を上げ、紅玉のように紅くつぶらな目で師をまっすぐ見上げた。
「師父、動物を飼うことは、なんで神さまの心に背くんですか?こいつは、そのままだったら死んでたかもしれないんです。神さまは・・・・・・、それでもいいっていうんですか?」
「それはな、それが神が決めたこの大地の営みだからだ。この世の全てのものは、生まれ、死んでいく。それを我々人間の勝手な情や思い入れで変えてはならん。この猫はたまたまお前が拾ったからこうして生きているが、他にも、親とはぐれ死んでいく動物はたくさんいる。常に生と死が繰り返されるこの世界で、人間も動物も生きているのだ。その流れは、人間には止められぬ」
少年は黙って師の言葉を聞いていた。泣きだしそうになるのを懸命にこらえているのが、武僧にはよく分かった。
「だが、お前には生へのまなざしがある」
「生への・・・・・・まなざし?」
「そうだ。生きとし生けるものをいつくしむ心だ。生と死の流れは変えられぬが、だからといって、生と死に対して無感覚になってはならん。命あるものを大切にし、死を悼む心を持ち続けることだ。これは、人として、また、この地を守る武僧としても、大切なのだ。お前はこれから武僧として、様々な生と死を見ることになるだろう。だが、いかなるときも生へのまなざしを失ってはならんのだ」
不思議そうな顔で見上げる弟子の頭をなで、武僧は静かに言った。
「その優しさ、大切にするのだぞ」
去っていく師の背中に向かって、少年は慌てて聞いた。
「じゃあ、こいつは・・・・・・」
「口うるさい他の僧や師兄に見つかるなよ」
少年の顔が、ぱぁっと明るくなる。
「はいっ!!」
「明日も夜明けから修練だ。早く寝なさい」
「おやすみなさい、師父」
ほっと安堵の表情を浮かべる少年の足元で、「アウレリアン」が幸せそうに「にゃー」と鳴いた。
―完―
◇あとがき◆
初めての真面目な師父スカ小説。長くなってしまいましたが、最後までお付き合い下さりありがとうございました!
武僧に入門したてのスカーさんと師父でほのぼのしたものを書いてみたいと思いまして・・・・・・。にゃんこ好きなスカーさんは絶対にゃんこを拾ってしまうと思う。それが本当はいけないことなんだけど・・・・・・、っていう流れを作りたくて、イシュヴァラ教の教義を捏造してしまいました(汗)。でも、イシュヴァラって地神だし、ハガレン自体が生と死について考えさせられる話なので、イシュヴァールにこういう考え方があるってのもありかなぁと(弁解)。で、師父は「動物を飼ってはいけない」っていう教えを否定するわけではないんだけど、それをきっかけにもっと本質的で大事なことを弟子に伝えるんですよ。うんうん、やっぱりいい師弟関係だよ、師父スカ。
で、ちょっと思ったんですが、若師父ってどんな顔?ヒゲあるの?髪あるの?(コラ)子スカは第一期にチラッと出てくるし、色んなサイトさんが描いてるから簡単に想像できます。さぞやかわいかっただろうと!!!!!!でも、なんか師父って若い頃が想像できない。まぁ、成長した弟子があんなにかっこいいし、今の師父も十分かっこいいので、それはそれはかっこよかったことでしょう。
こんばんは。この前書いた長旅での再会は長編にしたいので、その前に師父スカ小説過去編を書いてみました。昔の小話のあとがきで書いた、にゃんこをこっそり拾った子スカの話です。イシュヴァラ教の教義とか、子スカとか、色々と捏造してます;長くなるのでとりあえず途中まで。
生へのまなざし
砂漠に夕闇が迫る。悠久の時を経て変わることなく繰り返されてきたイシュヴァールの夕暮れだ。
そんな中、イシュヴァラ教の僧院の中庭で小さな影が動く。武僧に入門したばかりの少年。年は七、八歳といったところだろうか、僧衣を身にまとってはいるものの、まだまだあどけなさが残る。
「ここでじっとしてるんだぞ、分かったな?」
真剣な顔で、少年はなにやら言い聞かせている。その目線の先には、小さな黒猫の姿があった。少年の言葉を解している気配はまるでなく、ひたすら目の前の食べ物を食べている。
「おい、ちゃんと聞けよ。見つかったら、おまえもおれも大変なことになるんだからな」
少年の心配をよそに猫は食事を終え、いかにも満足そうに伸びをした。少年はあきれたようにため息をつく。
「ったく、いいよな、おまえはのんきで。おまえが今食べたのって、おれの夕飯だったんだぞ。明日の朝の修練で死んだらおまえのせいだからな。ま、半分食べたからいいけど。あ、そういえば、まだおまえは名前がなかったな。ちゃんときめてあるんだ。『アウレリアン』。今日、教典の講釈で習ったんだ。昔の言葉で『金』っていう意味なんだって。な?かっこいいだろ?」
「何をしている」
少年の背後から、低く、荘厳な声が響いた。少年は飛び上がりそうになるのをかろうじてこらえ、顔をこわばらせたまま振り返った。
「し、師父・・・・・・」
僧院の回廊に立っていたのは、若い武僧だった。穏やかな、しかし厳しい表情で少年を見つめている。
「な、なんでも・・・・・・、ありません」
その言葉とは逆に、少年の声はひどく怯えていて今にも泣きだしそうだ。武僧は無言のまま、少年の足元に視線を落とした。
「猫・・・・・・か。拾ったのか」
「・・・・・・」
「拾ったのかと聞いている」
「・・・・・・はい」
「『我らが神が創りたもうた世界に手を加えることなかれ』。これは、知っているな」
「はい」
イシュヴァラ教の唯一神、イシュヴァラはこの世の創造主だ。地神であるイシュヴァラが創った世界の中で人も動物もありのままに生きるというのがこの宗教の根本的な考え方であるため、動物を飼うことは神の意思に背く行為とされている。例外的に飼うことが認められているのは、馬や牛などのごく限られた種類の家畜だけである。一般の家庭では野犬などに餌をやっているところもあるようだが、何といってもここは僧院。イシュヴァールの中でも、最も厳格に戒律を守るべきところなのだ。
ミロスのDVDが出ましたね。
今日、AMAZONから「嘆きの丘の聖なる星」DVDのレコメンドメールが来ました。でも、買いません。映画も観に行かなかったんです。だって、だって・・・・・・
スカー:バカ者!なぜミロスを観に行かなかった!!
メイ(管理人代理):だっテ、だっテ・・・・・・。スカーさンが出ないハガレンなんて、ハガレンじゃありませン~!
スカー:(赤面)・・・・・・も、もういい、泣くな!!
メイ:ごめんなさイ、スカーさン~~。
ミロスにスカーさん不在と知ったときから書きたかった小ネタ。スカーさんがいないハガレンなんて・・・・・・!!!!観に行かずにスカーさんに鬼の形相で怒られる方がいいです(爆)。
てか、バカなネタでごめんなさイ、みなさン~~。
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プロの翻訳家を目指し、バベル翻訳大学院で文芸・映像翻訳を専攻中。
好きなもの・こと
●『鋼の錬金術師』のスカー
●洋楽 THE BEATLES、 QUEEN、 VAN HALEN、 DEF LEPPARD ANGRA、 NICKELBACK、 AVALANCH(スペインのメタルバンド)etc
●読書(マンガ含む)
本:Sherlock Holmes、浅田次郎、言語・翻訳関連の本
マンガ:『鋼の錬金術師』、『るろうに剣心』、『ぼのぼの』、手塚治虫
●剣道
●言葉・語学好き。洋楽の訳詞家・翻訳家志望。