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『鋼の錬金術師』のスカーに惚れてしまったMs. Bad Girlによる、スカーファンブログ。初めてご覧になる方は、冒頭にあるのサイトの説明を読んでから閲覧をお願いします。無断転載禁止。               Since 2011/09/19
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こんばんは!待ちに待った週末がやって来ました。週末はスカーさん愛でとブログの時間なんですv
 
下に師父スカ小説もどきをアップしてみました。スカーさんの話といえば大抵みなさんマイスカとか兄スカで書いてる方が多いと思うんですが、私が一番好きなのは実は師父スカなんです!でも、これで書いてるサイトさんにまだ出会ったことがない。ならば、自分で書いてしまえ!と(笑)。
 
師父って原作ではほとんど出てこない超マイナーキャラですが、私はハガレン全キャラでスカーさんに次いで2番目に好きです。穏やかだけど言うことが深くて厳しいし、弟子に対するつかず離れずな接し方がいいなぁと。そして、そんな師父を純粋に慕ってる弟子ちゃん(←をい)がまたいい。絶対めちゃくちゃいい師弟関係だよ、この二人!それゆえに師父を後にして、スカーさんはスラムから出て行ったんですね・・・・・・。
 
てか、スカーさんのちっちゃいころを知ってるのって、生きてる人の中では師父だけなんじゃ・・・・・・。武僧に入門(?)したてのころのスカーさんに関する妄想が止まりません(爆)。殲滅戦のころはもう一人前だけど、修行時代の最初のころは結構泣いてたらいいなぁ。そういうときって、師父は怒るんだろうか、なぐさめるんだろうか。つか、スカーさん何歳で入門したんだろ。個人的には、スカーさん7~8歳ぐらいで師父が30歳前後(今のスカーさんぐらい)で勝手に設定してます。だって、あの慕い方はまさに「第二の父上」って感じだから、ちっちゃいころから関わってたのかなと思います。
 
あと、私の勝手な思い込みワールドでは、師父は高僧の中でちょっとユニークな存在だってことになってます。なんていうか、イシュヴァラ教の戒律をガチガチに守るっていうんじゃなくて、物事の本質を見極めた上で柔軟に教義を解釈できる人、みたいな。兄者みたいな平和目的での錬金術なら、「神の意思に背くものではない」とすんなり認める懐の深さがありそう。そうじゃなかったら、復讐しようとする弟子に「堪えねばならんのだよ」とは言わない気がする。で、若スカは本当は心から師父を敬愛してるんだけど、そういう柔軟さがまだ理解できなくて反発することもある・・・・・・っていう妄想がどんどん広がっていきます。
 
下の「再会」はギャグな師父スカですが、いつかちゃんとした師父スカ小説を書きたいです。場面設定としては、約束の日の前にスカーさんがイシュヴァールの仲間に協力を呼びかける旅の途中で師父に会いに行くところを考えてます。いやぁ、原作ではバッサリ割愛されてる長旅ですが、あの旅で何があったか知りたいスカーファンは多いはず(ですよね?ねぇ?!)。時間と余裕があれば、ぼちぼち書き始めたいなぁ・・・・・・。

というわけで、師父スカ同志募集中です!!同意くださる方コメントお願いします。m(_ _)m


ちなみに、ブログのテンプレートを変えました。もう秋も深まってきたので、きれいな月が似合うかなと思いました。十五夜は9月ですが。

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原作7巻の師父との再会シーンをもとにした話。シリアスっぽいですが、実はギャグなのでご注意を。長いので2つに分割してあります。


再会
~もしも、師父がイズミさんキャラだったら~
 
 ここは、イーストシティの外れにあるスラム。謎の二人組に襲われて傷を負った己れは、イシュヴァールの同胞に助けられ、介抱を受けていた。傷が癒え、起き上がることができるようになったので、早速修練を再開した。
―― しかし、あの者達は何者だ?人体破壊がきかんとは・・・・・・。いや、きいていたのだが、傷が瞬く間に回復した。人間ではないのか?しかし、そんなことは・・・・・・。それよりも、イーストシティで遭遇した鋼の錬金術師や焰の錬金術師。自ら裁きを受けに現れたというのに、全て仕留め損なってしまった。我が使命を果たすには、まだまだ長い道のりだ。
 修練をしながら、つい、余計なことを考えてしまう。いかん、今は修練に集中せねば。
――「イシュヴァールの武僧は常に修練を怠ってはならぬ」
 武僧として修行を積んでいたころ、幾度となく言い聞かされた言葉だ。イシュヴァールの武僧の使命は、常に修練を積み、外敵から民を守ること。己れには、守りたいものがあった。守らねばならないものがあった。しかし、己れは・・・・・・。そういえば、師父はご無事なのだろうか。己れが入門した当初から、厳しくも温かく己れを見守り、教え導いて下さったかけがえのない我が師だ。
「あーっ、またかよ!!」
 唐突に響きわたる少年の大声に、己れの思考は妨げられた。気を失っていた己れを救い、今まで介抱してくれたこの少年は、母親がイシュヴァールの民なのだという。もちろん、この少年には心から感謝しているが、無理するなと口うるさいのだ。
「まだ傷口もふさがってないのに無茶すんなよ!」
「イシュヴァールの武僧は常に修練を・・・・・・」
 突然声をかけられた己れは、頭の中にあった言葉を無意識のうちに口にしていた。少し、不覚である。が、己れが言い終わらぬうちに、手拭いが己れの顔面めがけて飛んできた。
「いいから顔ふけ!」
 こうなると、口答えはできない。どうも、子供には弱い。
「客だよ」
 そう言って少年が小屋の入り口を指さすと、そこには懐かしい姿があった。穏やかだが、威厳をたたえた顔。そこに立っていたのは、我が師父、その人であった。
「師父・・・・・・!!」
 己れは感動のあまり声を上げた。あの惨劇から6年。どこにおられるのか、生きておられるのかすら分からなかった師父が、いま、こうして己れの目の前に立っておられるとは。
「ご無事で何よ・・・・・・おぅっ?!!」
 己れが声をかけようとすると、いきなり拳が己れの顔面めがけて飛んできた。
「こンの馬鹿弟子がっっ!!!」
 穏やかな顔とは裏腹に、師父は実はすさまじく恐ろしい。いや、普段は本当に穏やかな方なのだが、その怒りに触れたら最後、もう誰にも止めることはできない。さらに、体術の腕はイシュヴァールの高僧の中でも抜きん出ており、己れ自身、修練の時に今日こそは神の下へ送られるかと思ったことなど、一度や二度ではない。
「もももも、申し訳ございませぬっっ!!!!」
 なぜ叱られているのかも分からぬまま、己れはただただ反射的にその場にひれ伏した。急に姿勢を変えたので治りかけの傷が痛むが、今はそれどころではない。
「何を叱られているのかも分からずに謝るな!この愚か者が!!さっさと顔を上げんか!」
 恐ろしい。ただひたすら恐ろしく、とても顔を上げることなどできない。そのとき、師父の怒号は、荘厳な、低く静かな声に変わった。
「お前の噂は聞いたぞ。国家錬金術師を殺して回っているそうだな」
 察しはついていた。やはり、そのことか。
「・・・・・・」
「どうした。何か言え」
 恐怖心と動揺を必死で抑えつつ、己れはやっとの思いで口を開いた。
「はい。・・・・・・奴ら、いえ、国家錬金術師は、我らの同胞を虐殺し、村を焼き滅ぼしました。私は、神の地を守るという武僧としての使命を果たすことができませんでした。それゆえ、せめて、国家錬金術師に裁きを下そう、と・・・・・・」
 荘厳な師父の顔が、だんだんと怒りに震えていくのが分かる。己れの言葉は先細りになった。
「こンの、大馬鹿者がぁっ!!!儂(わし)の教えた体術で何をやっておる!!儂は、そんなことのためにお前を弟子にしたのではないぞ!!」



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一つ上の師父スカ小説の続きです。


 再び師父の拳が飛んでくるかと思ったその時、小屋の入り口が開き、下品な身なりのアメストリス人が二人現れた。
「本当にいたぜ!顔にバッテン傷のイシュヴァール人だ」
 連続殺人犯として国軍に追われている己れを狙った賞金稼ぎだ。師父やこのスラムの同胞達を、こんなことに巻き込むわけにはいかない。これは、己れの問題なのだ。
「己れがここにいては迷惑になるようだ」
 己れが裁きを下すのは国家錬金術師のみだが、我が使命を邪魔するものは容赦なく排除する。賞金稼ぎを人体破壊で倒し、己れはスラムを立ち去ろうとした。同胞も、師父も、全てを後にして・・・・・・。
「行くのか」
 師父の声が己れの背中に突き刺さる。穏やかで、静かであるがゆえに、その声は胸をえぐるようだった。だが、国家錬金術師への復讐を誓った以上、どんなことも全て己れひとりで引き受けねばならない。命を落とすことになろうと、神を捨てることになろうと、師に背くことになろうと。
「もう、後戻りはでき・・・・・・ぬぉっ?!」
「師の言葉を聞かぬか!!!」
 その言葉と共に、師父の鉄拳が己れのみぞおちを直撃した。
「何が後戻りはできぬだ!!独りよがりの愚か者めが!その上、亡き兄が託した錬金術を使って殺生をするとは!今のような小者など、体術で十分だったであろう?!さてはお前、錬金術に頼って体術の修練を怠っておったな?!!しかも、八つ当たりに近い復讐なんぞに手を染めるとは!!お前のような不届き者は断じて許さん!!!」
 師父の鉄拳をまともに受けたとあっては、さすがの己れも微動だにできない。
「復讐などという愚かな考えが二度と頭に浮かばぬよう、儂が鍛え直してくれるわ!!!!さぁ、来い!!」
 意識がもうろうとしている己れをひょいと担ぎ上げ、師父はスラムを後にした。
 
 こうして、国家錬金術師に対する己れの復讐はあっけなく終わりを告げ、師父のもとでの地獄のような修練の日々が幕を開けたのだった。
 
 
-完-
 
 
◇あとがき◆

 小ネタにしようと思っていたのに、書き始めたらスカーさんの脳内についての妄想が広がってしまって、なんとこんな長さに・・・・・・。最後まで読んでくださってありがとうございました!

 スカーさんの復讐劇が強制終了でめでたくハッピーエンドv「師父がイズミさんキャラだったら、力ずくででもスカーさんを止めてただろうな」というところから生まれた妄想です。あと、普段は何事にも動じないスカーさんが、カーティス師弟みたいに、師父の前ではガタブルなってたらかわいいなぁと。最後の師父のセリフはほぼ言いがかりなんですが、師父はそれを承知の上で力ずくで愛弟子を止めにかかっています。愛ですね。

 あ、でも、これだとスカーさんが兄者の逆転練成陣にたどり着かない(汗)。ま、いっか。きっと修練しながら色々考えて、いつか気付きますよね(←無責任)。

 あと、原作7巻でスカーさんが修練してるシーン見ていつも思うんですが、スカーさんが使ってるダンベル痛そう!!だって、持つとこが鉄筋なんですよ?!スカーさんのことだから重いに決まってるし!!スラムの坊やが「しょーがねーなー!せめて痛くないようにしろよ」とか言いながら、持つとこに手拭いかなんか巻いてあげてたらいいのに。そして、スカーさんが無言で照れてたらいいのに。(どうでもいい妄想はとどまるところを知りません。)

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最終話で、スカーさんの本名にまつわる超小ネタ。


オリヴィエ:スカー、貴様、本当の名は何という?
スカー:己れは二度死んだ。この世にいない人間だ。名は無くていい。好きに呼べ。
オリヴィエ:そうか。では、「下僕(私の)」。
マイルズ:・・・・・・「バッテン」?
スカー:貴様ら・・・・・・(なぜメイと同じ発想しかできんのだ;;;)


◇あとがき◆
「・・・・・・・・・神に祈る間をやろう」(byスカーさん)

 あの姐御に「好きに呼べ」なんて言ったら、絶対とんでもない名前で呼ばれると思う;
 「なんで連載が終わってクロニクルが出てもスカーさんの本名が明かされないんだよー!!」ってことを叫ぶためのネタです。イシュヴァール復興するってのに、名前がないと色々不便でしょーが。「考えてある」って言っといて明かさないなんて、ひどいです荒川さん。生殺しですよ。スカーファン虐待ですよ(血涙)。
 あ、ちなみに、マイルズ氏の「バッテン」は単なるノリです(笑)。

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こんばんは。Ms. Bad Girlです。先週「スカーファンになったきっかけは、最終話以降のスカーさんが髪を伸ばしてたから!」ということを書きましたが、その続きでなぜここまでスカーさんが好きなのかを語ってみたいと思います。結構シリアスな話をするので、「マンガはマンガとして気軽に楽しみたい」という方はスルーして下さってかまいません。お付き合いくださる方は、この下の本文に進んでください。




「髪伸ばしスカー」に惚れて原作を読み返し始めた私ですが、「スカーさんかっこいいなー」と思いつつも、どこかでスカーさんのことを好きになりきれないでいました。それはなぜかというと、スカーさんが「復讐者」だったからです。マンガに限らず復讐を題材にした話はたくさんあるし、日常でも「やられたらやり返せ」という言い方はよく耳にします。でも、「やられたらやり返せ」という復讐の論理が私には非常に短絡的に思えて、いかなる理由があろうとも復讐は絶対に悪だと思っていたし、復讐を題材にした話は昔から大嫌いでした。

スカーさんの場合、内乱で「人間兵器」である国家錬金術師に家族全員を目の前で殺され、民族も故郷も全て奪われたことで「復讐鬼」と化してしまいました。それは分かるのですが、だからといって国家錬金術師を殺しても何もなりません。しかも、タッカーやエドは内乱後に国家錬金術師になったわけで、イシュヴァール殲滅戦とは関係ないはずです。原作を読み返し、また同時進行でケーブルテレビでやっていた第2期アニメを観ながら、「気持ちは分かるけど、なんでこの人ってこんなに短絡的なんだろう」と最初は正直イライラしてしまうこともありました。それでもなぜかスカーさんのことが好きで、もやもやした気持ちを抱えながらスカーさん視点で物語を追っていきました。

そのうち、私はあることに気づきます。それは、「誰かに復讐したくなるほどの苦しみ・悲しみを、自分は味わったことがないではないか」ということです。短絡的だと言って復讐を否定するのは簡単です。でも、苦しみを味わった人たちが復讐にいたってしまうまでの過程に、私は思いを馳せたことがあっただろうか?スカーさんは自分の最も大切な家族・民族・故郷を一瞬にして奪われました。しかも、本来自分は武僧として大切なものを守らなければいけなかったのに、その自分が生き残り、守るべきものは全て失った。その苦しみは想像できないほど壮絶なものであったはずです。そういう苦しみを味わったこともない者が、「復讐は短絡的だ」なんて安易に言えるわけがないと私は気付いたのです。

もちろん、私は今でも断固として復讐を否定します。でも、苦しみの末に復讐という行為に走ったスカーさんの心の軌跡に思いを馳せることができるようになった時、スカーさんに対する「もやもやした気持ち」が消えていきました。そして、やがて復讐の無意味さに気づき、苦しみを乗り越えて変わっていくスカーさんが心から大好きになりました。

私が全話を通して一番好きなシーンは、原作21巻でスカーさんがセントラルに向かうところです。

「この国を救うのではない。この国を変えるためだ。
 イシュヴァールの民を否定したこの国に我らの存在を認めさせるために、
 己れは動いている」


憎しみは簡単には消えないけど、スカーさんはそれを乗り越えようと自らが変わり、仲間と一緒に周りを変えていきました。このセリフを言えるようになったスカーさんの「強さ」に、乾杯。

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プロフィール
HN:
Ms. Bad Girl
性別:
女性
職業:
会社員
自己紹介:
都内に住む20代。

プロの翻訳家を目指し、バベル翻訳大学院で文芸・映像翻訳を専攻中。

好きなもの・こと

●『鋼の錬金術師』のスカー
●洋楽 THE BEATLES、 QUEEN、 VAN HALEN、 DEF LEPPARD ANGRA、 NICKELBACK、 AVALANCH(スペインのメタルバンド)etc

●読書(マンガ含む) 
本:Sherlock Holmes、浅田次郎、言語・翻訳関連の本
マンガ:『鋼の錬金術師』、『るろうに剣心』、『ぼのぼの』、手塚治虫


●剣道

●言葉・語学好き。洋楽の訳詞家・翻訳家志望。

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